「親ガチャ」「配属ガチャ」を嘆いた時点で見失ってしまうこと 知らぬ間に自分を縛る「呪いの言葉」

国内 社会

  • ブックマーク

「親ガチャ」が「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに選ばれたのは2021年のこと。この少し前から「ガチャ」という言葉そのものは一般化していた。主に自分ではどうにもならない「運命のようなもの」を嘆くときに用いられる。「親ガチャ失敗」と言う場合、「親がロクでもないことで、自分もどうにもならない境遇にいる」のを嘆いているということになる。

 この概念は使い勝手が良いようで、「配属ガチャ」「上司ガチャ」といった言葉もあるようだ。声には出さないが「部下ガチャ失敗」と思っている人もいることだろう。...

つづきを読む