巨人、ドラ1「浅野翔吾」がプロ初本塁打 打撃フォームで気になる点が一つ【柴田勲のセブンアイズ】
広島に負け越し
今季の巨人、やっと5割に戻して貯金が1、2個できたと思ったら、すぐに5割に逆戻りする。そしてまた借金を作る。
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この繰り返しで、現在53勝54敗1分で4位のBクラスだ。首位・阪神はDeNA戦を連勝してマジックを26とした。
マツダでの広島3連戦に1勝2敗と負け越した。この球場では3勝9敗、すっかり鬼門になってしまった。
まあ、広島には東京ドームを含めて7勝14敗だ。まだ4試合残っている。今後のことを考えたら苦手意識を払拭する必要がある。
それにしてもマット・デビッドソンにはいいようにやられている。14本塁打のうち8本が巨人戦だ。35打点の半分近い17打点を挙げている。
もちろん、「傾向と対策」を十分に練って臨んでいるのだろうが、ここまでカモにされると、どこまで本気でやっているのか首をかしげたくなる。これはどうかと思う。
原監督の責任問題
その2位・広島とは5.5ゲーム差、3位のDeNAとは1.5ゲーム差、ここはもうDeNAを蹴落とし、3位に食い込んでクライマックスシリーズに進出するしかない。
2年連続Bクラスにでもなったら目も当てられない。原辰徳監督の契約はもう1年あるがどう転ぶか分からない。責任問題が問われることになる。
結果がすべてだ。
本人から「もう1年やらせてほしい」とは言いにくいだろうし、球団だって対応に困る。ファンだって黙っていない。原監督とチーム、そして球団にとってもメンツが立つのは3位になり、2位の可能性が最も高い広島と戦うことだ。ここまで来たらこれしかない。
それにしても夏場に入ってからの巨人は接戦に弱かった。7月以降、1点差試合は3勝7敗、2点差試合と合わせると5勝12敗と大きく落としている。大差勝ちはたまにあったとしても続かない。
今季の巨人は「たら」「れば」が多い、いや多過ぎる。あそこで投手が抑えていれば。あの場面で1点取っていたら。あそこでうまく送っていれば。あのチャンスで一本出ていたら。この「たら」「れば」が積み重なって現在の順位になっている。
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