変死体で発見された元関脇「嘉風」の“元妻” 「偽名」「年齢詐称」「セレブ生活への異常な執着」…死亡男性が抱いていた不信感
お泊まりデートは伊豆の高級旅館
「私の知人が付き合っている女性のことなんですが……。その女性は、知人が借りたマンションに住んで、生活費の面倒までみてもらっているんですけど、たまたま彼女の免許証を見たら偽名を使っているようなんです。しかも、年齢まで偽っていまして」
今年5月、「週刊新潮」編集部にこんな情報提供が寄せられていた。実はこの“女性”、ある「事件」でいま注目を集める人物だった。
【写真】“元妻”がSNSに投稿していた華やかなセレブ生活…高級ブランドのドレスで三ツ星レストランに。ラグジュアリーホテルのプールでの写真も
7月21日、東京・中央区のタワーマンションで「別居している夫から、自殺をほのめかす電話があった。見に来たがオートロックで中に入れない」と女性から110番通報が入る。警視庁築地署員らが駆け付けたところ、19階の一室で通報者の夫(50)と、職業不詳の女性・Aさん(44)の遺体、そして“猟銃”が見つかった――。
すでに「デイリー新潮」が報じている通り、このAさんは元関脇・嘉風(中村親方)の“元妻”。Aさんは2021年3月、当時小学生だった長女に対する暴行容疑で逮捕されたことでも知られる。元嘉風の中村親方とは離婚調停を経て、今春に離婚が成立したという。
情報提供者の証言を改めて振り返ると、彼の“知人”が、Aさんと共に命を落とした50歳の男性なのは間違いないと考えられた。
「週刊新潮」の記者は今年5月に、この情報提供者の男性から次のような話を聞いている。
「私の知人は実業家で、都内の高級ホテルやレストランを日常的に使っているんです。その豪華な生活ぶりをSNSで投稿していたところ、彼女からメッセージが届いた。ふたりは昨年5月頃に付き合い始めたそうです。泊まりがけのデートには伊豆の高級旅館やリッツカールトンを利用し、数百万円もするアクセサリーをプレゼントしていた。しかも、知人は東京在住ではないのに、彼女のため都内にマンションを借りてあげてね。エルメスの食器をはじめ、彼女が好きなブランド品で部屋中が埋め尽くされていましたよ。それなのに彼女が、その知人に対して偽名を使っていたことが分かった。というのも、たまたま私が彼女の免許証を見た際、そこに“本名”が記されていたんですね。年齢も5歳ほどサバを読んでいました。そして、彼女の本名をネットで検索したら、大相撲の嘉風関の“妻”と同姓同名で、顔も完全に一緒だった」
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