「小渕優子幹事長」は実現するのか 岸田首相の「計算」と立ち塞がる「ドリルの記憶」
公明党対策
そればかりでなく、「茂木外し」は公明党対策ともなりうるというのだ。
「東京28区の選挙協力問題から始まった自公亀裂は、もともと茂木氏が学会嫌いだったからこそ起きてしまった騒動です。逆に、小渕氏は公明党にウケがいい。自公連立が始まったのは父・恵三氏が首相の時ですからね。ただし、東京28区の問題以降、自民党内でも連立解消を唱える声も大きくなっており、ギクシャクした公明党との関係がどうなっていくかは未知数。10年以上、公明党の指定席となっている国交相ポストを奪還すべしという声も噴出しており、公明党にどの閣僚ポストを据えるのかも注目の一つです」(前出・デスク)
こう並べてみると、「小渕優子幹事長」は岸田首相にとって良いことづくめのようにも思えるのだが、最大の障壁はやはり「ドリルの記憶」だ。
「あまりに恥ずかしい不祥事でしたからね。先日、エッフェル党前でポーズを取った写真をSNSに投稿して大炎上した松川るい参院議員を小渕氏が呼び出して注意した際も、『ドリルを使ったお前が言うな』の大合唱が起きました。岸田さんは小渕氏の起用については、ギリギリまで世論の風向きを見極めると思いますよ」(同)
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