吉田・藤浪をMLBに送り込んだ辣腕スカウトが意味深発言 「吉田はあと4人いる」は誰のことか

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「吉田はあと4人いる」

 今オフの「米フリーエージェント市場の主役」は大谷翔平(29=エンゼルス)で間違いないだろう。敏腕代理人にして「吸血鬼」の異名も持つ、スコット・ボラス氏(70)も、何か仕掛けてきそうだ。

「ボラス氏が、レッドソックス戦が試合を行っている球場に現れ、取材陣をビックリさせています。7月下旬には何回かグラウンドに下りてきて、吉田正尚(30)とも談笑していました」(米国人ライター)

 そのボラス氏自ら、“波乱のオフ”を予告していたというのだから、米マスコミが注目するのも当然だろう。

 米メディアの前で吉田と談笑したのは、7月21日(現地時間)だった。本拠地フェンウェイ・パークでのメッツ戦前で、吉田は打撃練習を行おうとホームべース付近に設置されていたゲージに向かって走っていた。すると、一塁ベンチ前で記者たちの輪に入っていたボラス氏がそれに気付き、「Hey、MASA~」と呼び止めたのだ。

 吉田はビックリした表情を見せたが、すぐに笑顔で近づいていき、右手を差し出した。ボラス氏も右手を握り返した。その後、ボラス氏が「彼は間違いなくオールスター級の数字を残している」「日本のアルトゥーベだ」と、米メディアの前で“吉田讃辞”を伝えたのはすでに報じられている通り。

 ホセ・アルトゥーベ(33=アストロズ)とは、小柄ながら盗塁王2回、首位打者3回、2017年ア・リーグMVPにも選ばれたスター選手だ。パワーとスピードを兼ね備えた吉田をそう褒め称えたのだが、氏から出た話は吉田のことだけではなかった。

「『吉田はあと4人いる』と言っていました。記者団との質疑が和やかに進んだので、今オフの予定に関する質問も出たんです。『あと4人』とは、話の前後からしてNPBからメジャーリーグへの移籍を狙っているネクスト・チャレンジャーのことではないかと思われます」(前出・同)

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