国際柔術大会で初の公式戦に挑む岡田准一と玉木宏 茶帯と青帯の2人はどこまで勝ち進むか

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2人がハマっている「柔術」とは?

 俳優の岡田准一(42)と玉木宏(43)が、8月31日から9月2日(日本時間)の間に米・ラスベガスのコンベンションセンターにて開催される「国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)」主催の柔術大会「ワールドマスター2023」に出場し、柔術公式戦デビューを果たすことが分かった。

 格闘技ニュースサイト「ゴング格闘技(ゴン格)」によると、出場者1万人を超える「ワールドマスター」は、会場に敷いた46のマット上で行われる世界最大の柔術の祭典で、世界中の柔術競技者やファンが集い、試合が行われる。

 ところで、そもそも柔術とは、どのような格闘技なのだろうか。

「日本では、90年代に格闘技ファンの間で『グレイシー柔術』という言葉が流行りましたが、これは柔術の流派の一つ。もともと柔術は、柔道を起源に、ブラジルで独自に発展したスポーツです。寝技が主体の組み技系格闘技で、打撃は禁止。なので、岡田さんと玉木さんにとって大切な“商売道具”である顔を殴られたり、傷付けられたりするリスクが低いのも参戦を後押したのでしょう。さらに、マスター大会は30歳以上で年齢別にカテゴリーが分かれており、自分と同年代の相手と試合ができるので、腕試しにはうってつけです」(スポーツ紙格闘技担当記者)

「ゴン格」によると、ブラジリアン柔術の試合は、「帯色」(下から白帯、青帯、紫帯、茶帯、黒帯)と「体重」と「年齢」によってカテゴリーが分かれており、「マスター」クラスは、各帯・各体重で「マスター1」の30歳以上から、「マスター7」の60歳以上まで、7部門に分かれているという。

もう一人、参加している日本の芸能人

 もともと、格闘技や武術に精通していた岡田だが、昨年に茶帯を取得。一方の玉木は4年前から柔術を始め、2年前に青帯を取得。二人は同じ道場で同じ師匠に学んできたが、公の試合に出場するのは今回が初めてだ。両者とも、一般クラスで練習を重ねており、今回、ワールドマスター出場を決意したという。

 参戦にあたって玉木は、柔術情報サイト「BJJ-WAVE」のインタビューで、

「柔術にとってのお祭りのような大会だと思うんですけど、そこを楽しみながら全力で臨みたいと思います」

 と意気込みを語っている。

「国内では毎週のように大会があるので、もっと早く公式戦デビューすることもできたはずです。しかし、オンラインで閲覧できる各大会のエントリーリストに2人の名前が入っていたら、ファンやマスコミが集まってしまい、会場が騒然としてしまう可能性がありました。これまで、有名人が参加した大会の例としては、17年に当時、日本で人気絶頂だった音楽グループ・BIGBANGのメンバーだったV.I(後に脱退)が、地方大会に出場しています。しかし、偽名でエントリーして出場したため、騒ぎにはなりませんでした。今回は米国での大会で、試合会場も広大。ファンやマスコミも追いかけてくることはなさそうなので、思う存分試合に集中できることでしょう」(同)

 IBJJFの傘下にあたる「日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)」のサイトを参考に岡田と玉木がエントリーしているカテゴリーや階級を見てみよう。

 岡田がエントリーしたのは「マスター3(生まれ年が1982年か、それ以前)茶帯ライトフェザー級(64.0kg以下)」、玉木は「マスター3青帯フェザー級(70.0kg以下)」。

 実は、今回はもう一人、日本の芸能人が参戦している。昨年、同大会の「マスター3青帯ライト級(76.0kg以下)」で銅メダルを獲得した、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成(45)だ。今年は「マスター4(生まれ年が1977年か、それ以前)青帯ライト級」にエントリーし、昨年のリベンジを目指している。

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