小沢仁志はヤクザの事務所のピンポン鳴らして、いきなり土下座…テレビマンも注目するYouTube「笑う小沢と怒れる仁志」の見どころ

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“顔面凶器”とも称される強面俳優・小沢仁志(61)がYouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志」を開設したのは2021年6月19日、59歳の誕生日だった。あれから2年あまり、彼を取り巻く状況が変わってきた。

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 8月9日現在、「笑う小沢と怒れる仁志」には337本の動画が投稿され、およそ9625万回が視聴されている。チャンネル登録者数は26・7万人。Vシネマの帝王は、今や立派なユーチューバーだ。民放ディレクターは言う。

「最近は古舘伊知郎さんや極楽とんぼの山本圭壱さん、千原ジュニアさん、勝俣州和さんなど、毛色の異なる芸能人とコラボ。そこで語られる“ザ・昭和”のヤバい芸能界エピソードがバズっています。それらがネット記事にもアップされるので、バラエティタレントの方々も興味津々で、一目置かれる俳優として注目されています」

 8月7日配信の動画では、古舘が新幹線で“その筋”の人々に車窓の実況を無茶振りされたエピソードを語ると、それを上回る話を小沢が乗っけてくる。

小沢:よく歌舞伎町で昔、撮影やっていると、何かで迷惑を掛けて、ヤ〇ザの組事務所から電話がきて、「プロデューサー、監督、雁首揃えて事務所へ来いっ!」て怒られて。「じゃあ俺、行ってくるよ」って言うと、「なんで小沢さんが行くの?」、「考えてみ、ヤ〇ザに大義名分がないのに、役者一匹殺して何の大義名分になんねん。大丈夫だから俺、多分な」。「理由も何で怒られたかわからないんだろ?」(って聞くと)「わかんない」って言うから……。

――そして事務所に乗り込むのだ。

小沢チャンネルの変遷

小沢:事務所に行ってピンポンって押して、ドア開けるときに、とりあえず意味わかんないけど、開けたら速攻、「何かわかりませんけど申し訳ありませんでした!」って土下座するんだよ。そうすると「誰が土下座しろって言ったよ」って怒りもちょっと収まって、「すみません。誠に申し訳ないんですけど、うちの組、何かどこか迷惑掛けましたか?」って言ったら優しく説明してくれて。「本当に失礼しました!」「おお、いいよ、いいよ。今度、飲もうや」「いや、それは結構です」と。

 喋りの達者さでは古舘に及ばないものの、エピソードが類を見ないだけに面白いのだ。

「『笑う小沢と怒れる仁志』が注目され始めたのは1年前くらいからでしょうか。小沢さんが出演していた『スクール☆ウォーズ』(TBS)やVシネマの舞台裏などをピンで語るスタイルでした。半年くらい前から、『スクール☆ウォーズ』の伊藤かずえをはじめとする出演者らと同窓会を行ったり、ゲストを招いて町中華を巡ったり、コラボトークで昔話を語るスタイルが増えていきました。最近はゲストと、昭和の芸能界、武勇伝、暴露話などを語り合う企画がメインですね」

 7月15日に配信された千原ジュニアとのコラボでは、渡瀬恒彦・最強伝説が語られている。

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