「あなたなんか出ても最下位」 本田武史、安藤美姫のスケートスクールでのモラハラ疑惑、複数の保護者が告発【スクープその後】
“あなたなんか出ても最下位よ”
もともと関大のリンクでは元五輪選手の織田信成のチームと、元日本チャンピオンの宮原知子(さとこ)や紀平梨花を指導した濱田美栄コーチのチームを含めた、三つのスクールが開かれていた。
しかし、
「4年前、織田さんが濱田さんにモラハラを受けたと告発し、そのゴタゴタで両者ともに関大を去った。残ったのが『本田チーム』で、この頃から保護者対応が荒くなっていきました」
そんな中、2年ほど前に現れたのが安藤だという。
「もともと本田さんと親しく、その流れで呼ばれたとか。元世界一ですから、みな歓迎しましたよ。バラエティーではズケズケとモノを言っているので、本田さんの“抑え”にもなるのでは、と期待しましたが……」
実際は違ったようで、
「“あなたなんか出ても最下位よ”などと言ったりする。保護者に対しても“美姫はね……”なんて話すなど、社会人とは思えない。また、振付料で10万円以上の金額を請求することもあるそうですが、それに見合った指導を受けていない、と不満を述べる保護者もいました」
犯人捜しがスタート
2年前には、ある有望選手などの母親が本田夫妻の実情を大学に告発し、保護者会が開かれる事態に発展したという。が、その後も改善されないまま、今回、また告発を受けたというのだから、始末に負えないのである。
当の本田に聞くと、
「一切、事実無根です」
と言う。
「無視も暴言もありません。“差別された”と言っているのはやる気がない一部の子の話ですよ。レッスンの明細も最近は付けるようにしていますし、合宿の費用も高過ぎるなんてことはない。むしろ持ち出しになっているくらいです」
として、こう付け加える。
「誰がそうした告発を行っているかもわかっていますが、逆に僕の方がハラスメントを受けている。こっちが訴えたいですよ」
安藤も、
「生徒を傷つけるようなことを言うわけないじゃないですか。振付料はいただきましたが、きちんと何時間も指導した。保護者さんとも向き合って真剣にやってるんですよ」
と縷々主張するが、
「今回の告発を受け、本田さんサイドは犯人捜しに動いていますよ」
とは冒頭の関係者。
「日本一といわれるリンクなのに、これまで30人近くの生徒が辞めています……」
もちろん指導者も人間。生徒や保護者との相性もあるだろうが、それにしても、2度も保護者から告発騒ぎが起きてなおこの反応……。
第三、第四の訴えが起きるのも時間の問題である。
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報道後、安藤は自身のインスタグラムで「私事ですがこの度正式に偉大な理事の方々の推薦の下“日本フィギュアスケーティングインストラクター協会”の会員になる事ができました」と報告。加えて、「偉大なコーチの皆様のご指導の元 スケートに対する“情熱”と“愛”を忘れずに1歩ずつ精進して参りますのでよろしくお願い致します」と抱負をつづったが、まずはスクールの保護者らの訴えに耳を傾けることが第一歩となるのかもしれない。