「あなたなんか出ても最下位」 本田武史、安藤美姫のスケートスクールでのモラハラ疑惑、複数の保護者が告発【スクープその後】
目をつけられると暴言の対象に
気に入られれば手厚いが、逆なら地獄、というのだ。
「そうした対象は、強い選手だけではありませんよ」
と別の保護者が言う。
「本田さんに対して従順でなかったり、意見を言うタイプの保護者の子もダメです。実は本田さんは恐妻家で、奥さんに頭が上がらない。奥さんは元フィギュア選手ではないのですが、現場に出てきます。その奥さんのお眼鏡にかなわないと“敵”と見なされるのか、当たりがきつくなる。特定の子どもたちだけが合宿に呼ばれ、他の子たちはそれがあること自体知らされもしなかったケースもある」
目をつけられた生徒やその保護者は、暴言の対象にもなっていたといい、
「無視しているのは本田さんなのに、あいさつをしなかっただけで怒鳴られている子を見たことがあります。また、保護者に対して(子どもの)“出来が悪い”“やる気がない”といった言葉も。奥さんから“仕事を辞めて面倒を見たらどうですか”と言われた親御さんもいるくらいです」
また、
「奥さんから、他の生徒や保護者さんの悪口を3時間以上も聞かされたことがあります」
とはまた別の保護者だ。
「“たいしたことないくせにリンクに入りたいと言う”などと罵るので、聞いていて気分が悪くなりました。ただ、反論するとこちらに矛先が向かいますし、本田さんは関西大学に進学するための推薦権があると吹聴しているため逆らえず、相槌を打つしかないんです」
合宿で不透明な請求が
世界のトップスケーターだった本田の指導だから、指導料もそれなりだ。リンク使用料で月4万円、その他にレッスン料が請求される。しかし、その額にも不透明な点がある――と先の保護者が続ける。
「他のコーチは何月何日に何分指導しました、と請求してきます。しかし、本田さんだけは『レッスン代』とか『レッスン〇〇分』と書いてあるだけで、いつ受けた指導なのかわからない。子どもに聞いても首をひねるばかりです。また、チーム合宿の時には、交通費やレッスン料は別に請求があったのにもかかわらず、15万円も請求されて驚きました。1週間福岡に行っただけですよ。しかも相部屋。明細がもらえないので何にどれだけ費用がかかったのかがわからないんです」
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