バイデン大統領は中国を「時限爆弾」扱い…核心部分は不動産最大手「碧桂園」の債務超過問題

国際

  • ブックマーク

恒大集団に続いて碧桂園も

 バイデン米大統領は現地時間8月10日、米ユタ州でのイベントで中国を「時限爆弾」と表現した。中国経済が苦境に陥っているとの認識を示したと、世界で大きく報じられている。

 バイデン政権の閣僚が中国の習近平指導部との関係改善を目指している中、バイデン氏本人が「水を差す」発言を行った真意は明らかではない。だが8月に入り、中国経済が一段と深刻な状態になっていることはたしかだ。

 その主な要因は、中国の実質国内総生産(GDP)の25%以上を占める不動産業の苦境が長期化していることだ。...

つづきを読む