料理家・和田明日香に感じる、平野レミへの「姑コンプレックス」 サバサバキャラが無理しているように見える理由

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 鬼嫁ブームは去ったと思っていたが、料理家の和田明日香さんが話題のようだ。先日の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)での態度が、MCの松本人志さんらを怖がらせていたとネットニュースで報じられていた。

 発端は、松ちゃんの「お義母さんに教えてもらって料理研究家になったんですか?」という質問だった。明日香さんの姑(しゅうとめ)は、あの平野レミさん。まず聞かれる質問だと思うし、特におかしなところはない。しかし彼女は薄笑いで「どうしてですか?」と返した。何か不穏なものを感じた松ちゃんは、笑いながらも「こっわ……」と反応。ゲストのオズワルド・伊藤俊介さんがすかさず「何がかんに障ったか教えてもらってもいいですか?」とツッコんだことで妙な空気が続くのは免れた。

 想像に過ぎないが、「あのレミさんの」と言われ続けることにすごくコンプレックスがあるのではないだろうか。和田家といえば亡き舅(しゅうと)は一流イラストレーターの和田誠さん、姑は人気料理“愛好”家のレミさん。義兄夫妻は人気バンド、TRICERATOPSの和田唱さんと人気女優、上野樹里さんだ。皆、それぞれの分野で押しも押されもせぬキャリアと人気を誇る、一流芸能人一家である。

 一方、明日香さんはミス立教の栄冠を手にしたこともある美貌の持ち主とはいえ、もともとタレントではなかった。学生時代に、電通勤務の夫と結婚して和田家の一員に。ただ、当時の彼女を知る人によれば、芸能界への憧れは強かったようだ。でもだからといって、美貌と運を武器に思い通りの人生ね、と言われることにはさすがに抵抗があるだろう。

 結婚するまで料理をしたこともなく、「キャベツとレタスの区別もつかない」ほどだった明日香さん。それでも努力の末に食育インストラクターの資格を取り、姑の番組を手伝ううちに料理家として人気を得た。手がけたレシピ本は20万部を超えるベストセラーになったばかりか、女性誌のモデルにも抜てき。姑や夫の後押しだけでここまで来たわけではないという自負が強いに違いない。ただ、その負けん気が出過ぎて、ツンツンした物言いや発言のタイミングの悪さが目立つ場面があるのも確かである。

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