「歴代組長連続墓参」を実現させた司忍組長と井上組長らとの違いは 「親分たちの夏」を読み解く
竹内若頭補佐の運転で
6代目山口組の司忍組長が3代目山口組の田岡一雄組長の命日にあたって、兵庫県神戸市内の霊園を訪れたのは去る7月23日のこと。霊園の所在地は暴力団対策法に基づく警戒区域に指定されているため、暴力団員たちの活動が大幅に制限されていることから、司組長はガード用の車両を伴うこともなく現地を訪問したという。一方で、対立する神戸山口組の井上邦雄組長や絆會の織田絆誠代表、そして池田組の池田孝志組長の墓参情報は聞こえてこなかったという。ここから現在の双方の状況が読み取れるようだ――。...