「こういうことなら別居しなかった」との声も聞かれる佳子さまの心のうち

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もう少し理解されてもよいのでは

「別居の理由が経費節減でないだろうとの声は少なくないですね。それで実際は、秋篠宮さまと佳子さまとの不仲から、佳子さまが別居を希望されたとの声もありますが、そのあたりはなかなか判然としません。ただ、別居を最終的に決断されたのは佳子さまだったと聞いています」(同)

 これに対して世の中からバッシングのようなものも聞こえてきている。

「このバッシングに対して佳子さまは心を痛められているようです。皇族方の減少に歯止めがきかず、公務の担い手となる現役世代がほとんどいない中、秋篠宮家にかかる負担は相当なものとなっています。佳子さまは全力でそれを受け止めて振る舞っていらっしゃるぶん意識も高く、かなりの公務をこなされています。それだけに、お立場がもう少し理解されてもよいのではないかとの思いが募っていらっしゃるようです」(同)

的確なPRが

 もともと、宮邸の改修費などは外部が適正な金額を算定するのは難しい類のものである。別居が既定路線だったのならば、それを見込んだ計画を早目に発表していれば、こんな騒ぎは起きなかったかもしれない。年頃の女性がひとり暮らしをしたいと考えること自体を否定する国民はそう多くないだろう。

 記者発表するにあたっては、いかに宮内庁の記者クラブのような「身内」的な存在が相手であっても、ある程度、二の矢、三の矢のようなツッコミを想定する必要がある。かりに目の前の記者たちはツッコミを入れなくても、今は一般の読者が意見を表明する場がいくらでも存在するのだ。

 また、皇族がこなしている公務についても、より積極的にアピールする必要ことで、「お立場」への「理解」は進むだろう。
 
 外からはなかなかうかがえない皇族方のお振る舞いについて、宮内庁側が的確なPRをすることの重要性が高まっていると言えるのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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