甲子園史上“最も壮絶な打撃戦”、智弁和歌山が13対12で帝京にサヨナラ勝ち…帝京時代の「杉谷拳士」「中村晃」も熱く燃えた!
“ハンカチ世代”の活躍が社会現象に
夏の甲子園では、時にはノーガードの華々しい打撃戦も見られるが、2時間27分の熱戦の中で次から次へとさまざまな人間ドラマが生まれ、“球史に残るスーパー打撃戦”としてファンに記憶されているのが、2006年の準々決勝、帝京対智弁和歌山である。【久保田龍雄/ライター】
この年は、早稲田実の“ハンカチ王子”斎藤佑樹(元日本ハム)、駒大苫小牧のエース・田中将大(現・楽天)ら、“ハンカチ世代”のヒーローたちの活躍が社会現象にもなった。8月17日の大会12日目は、準々決勝で、ベスト4最後のイスをかけて、東西を代表する強打のチーム、帝京と智弁和歌山が激突した。...