ゴールデン初主演「小池栄子」の他人には真似できない生き方 「新ドラマの役柄と重なりますね」

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ついに主演の座を

 俳優の小池栄子(42)が、10月スタートの水曜午後10時枠の日本テレビ系連続ドラマ「コタツがない家」で、自身初となる民放GP帯(ゴールデン・プライム帯、午後7~11時)で主演を飾ることが発表された。

 小池が演じるのは、上司・部下問わずみんなから頼りにされ、「彼女に頼めば離婚しない」という伝説のやり手ウエディング・プランナーにして、会社社長の主人公。

 しかし、仕事はバリバリなのだが、廃業寸前の売れない漫画家の夫、アイドルを夢見るもオーディションで脱落し人間不信になってしまう息子、さらに熟年離婚を言い渡され1人になった父親という、3人の「ダメ男」を養う。どんな苦難にも前向きに立ち向かい、「ワタシが食わせる心配するな!」と心の中で高らかに宣言するという。

 ネオ・ホームコメディー作品で、小池が出演し主演の生田斗真(38)と共演した同局の連ドラ「俺の話は長い」(19年)のスタッフチームが再結成されている。そして、優れた脚本家に贈られる「向田邦子賞」を受賞した金子茂樹氏が脚本を担当する。

 もともと、高校時代にグラビアアイドルとしてデビューしていた小池だが、女優に転身後は、着実に結果を出し続け、民放GP帯初主演の座をゲットするまでになったが、

「イエローキャブを率いた野田義治氏にスカウトされ芸能界入りしました。小池はもともと女優志望だったのですが、なかなか仕事が決まらず、思い切ってグラビアアイドルに挑戦したところ大当たり。グラドルとして名前を売り、バラエティー番組に出演すると、その頭の回転の速さでダウンタウンの松本人志や島田紳助ら、大物をうならせたのです」(テレビ局関係者)

下積み経験もすべて生かす

 2004年11月、事務所の分裂で野田氏と袂を分かったのを機にグラビアを引退。NHK朝ドラこころ」(03年)、「瞳」(08年)、そして大河ドラマ「義経」(05年)。そして堺雅人主演で人気を博した「リーガル・ハイ」シリーズ(フジ、12年~)、映画「八日目の蝉」(11年)など、与えられた役でしっかりと結果を出し女優としてステップアップを果たした。

「彼女が俳優として大成できた要因は、見えない努力を惜しまなかったことがあげられます。もともと、ドラマで俳優デビュー、映画の仕事もこなしましたが、よくプライベートで舞台を観劇していました。生で役者の芝居を見ながら、自分の演技に足りないところに気づいたそうです。映像作品に比べ、拘束時間が長い割にはギャラが安いのに、事務所に直談判して積極的に舞台の仕事もこなし、人脈を広げ、演技力を磨いてきたのです」(スポーツ紙記者)

 また、バラエティー番組でグラドルは“飾り物”や“賑やかし”に終わることが多い。しかし、小池は地頭の良さにくわえてMCやひな壇芸人の動きや間の取り方を研究していたという。

「そのうちに、自分が今、何をすればいいかを瞬時に把握できる能力が身に付き、ついにはMC側に呼ばれるようになりました。こうした努力の結果、シリアスからコメディーまで、映像作品には欠かせない存在になっていました。デビューしたころはあまり期待されていなかったので、マネジャーも付かず1人で現場入りする日々。それでも自分の身の回りのことはちゃんとするし、目上の人への礼儀もしっかりしていました。甘やかされずに下積みを十分に経験したこともあってか腰が低く、“おもてなし精神”があり、共演者やスタッフへの気遣いも抜群。もはや、売れる要素しかないです」(テレビ局関係者)

 プライベートでは、格闘家・レスラーだった。坂田亘氏(50)と5年に渡る交際の末、07年8月に結婚。結婚前には、坂田が参戦していたプロレス団体「ハッスル」のリングに上がったこともあった。16年大晦日の坂田氏の引退試合では、小池が練習に向かう坂田氏を送迎する様子などをとらえたドキュメント映像が流れ、リングサイドで試合を見守るなど、現役生活を献身的に支えた。

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