人違いで“ターゲットの父親”を刺殺…宮城「闇バイト」殺人事件の世にも奇妙な人間模様
「助けてけろ!」
2020年9月、宮城県柴田町の民家で高齢男性が刺され死亡した。死因は脇付近を刃物で刺されたことによる失血死で、左の肋骨が刃物によって折られていた。
翌年1月に逮捕された襲撃犯は、宮城から遠く離れた愛知県在住の男。被害男性と面識はなく、ネット上の「闇バイト」を通じ、報酬目当てで殺人の案件を引き受けていた。問題はここからだ――。闇バイトで殺害をもちかけた“依頼者”の真のターゲットは、被害男性の“息子”だった。つまり、逮捕された男は、殺害する相手を間違えていたのだ。...