ピーコの逮捕に美川憲一は「人ごとではない」 おすぎの「死亡届」を勝手に提出していた凄絶同居生活【スクープその後】

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マネージャーは「一切連絡してこないで」

 おすぎとピーコのマネジメントを担っていた複数の会社は21年から22年にかけていずれも解散。共に仕事をしてきたマネージャーや事務所関係者も二人に寄り付かなくなっていた。

「ある時、マンションの管理組合の人がピーコさんに連絡を取ろうとしてどうしてもつながらないので、マネージャーに取り次いでもらおうとしたことがあったそうです。すると、そのマネージャーは“もう関係ないから一切連絡してこないで”とそっけなくあしらったといいます」(同)

 頼れる人もなく、一人マンションに取り残されたピーコ。それでも、

「22年夏頃までは横浜駅前にある百貨店『そごう』によく行っていたようでした。ほぼ毎日朝10時半くらいに出て行って、お昼でも食べてくるのか、13時半頃に『そごう』の袋を提げてタクシーで帰ってくる。ただ、夏を過ぎると出かけて行くこともなくなり、食事はもっぱら近所のスーパーのお弁当で済ませていました」(同)

 先の知人も言う。

「月に数回ほど、区役所職員がピーコさんの元を訪ねて安否確認をしていました。その際、職員が“ご年齢はいくつですか?”などと聞くと、“歳は83です”とか事実と全然違うことを言ってしまうのです」

 そして、“悲劇”が――。

 神奈川県警戸部署の副署長が言う。

「今年3月25日午後3時に杉浦克昭(ピーコ)さんが窃盗の容疑で逮捕されたのは事実です」

善悪の判断がつかない

 捜査関係者によると、

「万引き被害にあったのは近所の店で、盗られたのは酒。これまでに何度もやられているので怒った店主がピーコを取り押さえて警察に通報し、現行犯逮捕となった。ただ、ピーコ本人は善悪の判断がついておらず、いまいち話もかみ合わない。そのためすぐに釈放。役所が間に入り、施設で保護することになりました」

 ピーコが万引きを働いたのはこの店だけではない。

「ウチでは今年の2月~3月にかけて2、3回お弁当やサンドイッチ、酒などを万引きしています」(近所のスーパーの店主)

 そのことは区役所職員も把握していたようで、

「3月半ばごろ、区役所職員が“ピーコさんが万引きしちゃった”と言っているのを聞きました。ただ、ピーコさんは施設に入るのは“絶対にヤダ”と拒否していた。役所としても無理やり施設に入れることはできないので手を焼いていたと思います」(先の知人)

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