ペットショップ「クーアンドリク」で買った子犬が「恐怖のウイルス」に感染して4日後に死んだ 飼い主の悲しみを踏みにじった店側の「非情な対応」
泣いて詫びた店長
病院に行ってダディの亡骸を引き取り、その日のうちに紹介された近くの寺で火葬を済ませた。その合間に、店長が自宅に訪れた。亡骸を見せると、店長は泣き出したという。
「スタッフの対応について問い詰めると、『申し訳ありません、指導します』とひたすら謝っていました。ネット上でクーアンドリクの他の店舗についての問題が指摘されている件について、どう考えているのかと問うと、『承知しています。私自身もペットを飼っており、動物の扱い方について勉強しているところです』と。結局、最後は事務的な話で終わりました。医療保険にも加入していましたが、上限は一日に2万円と定められており、治療費は足が出ています。『どうせネットに書かれている通りで、すべては弁済されないんですよね?』と聞くと、店長は申し訳なさそうに『はい』と答えました」
かくして、二人が夢見てきたペットとの暮らしは、あまりにも早く過ぎ去ったのだった。女性は涙ぐみながら、ダディと過ごした4日間をこう振り返る。
「短い間だったけれど、ダディと家族になれて、看取れて、お葬式もしてあげられてよかった。ダディもよく頑張った」
一方、男性はこう語った。
「4日とは思えないくらい濃密な時間でした。何もしてあげあられなかったけど、彼が家に来てからたくさんのものをもらえたと思っています。短すぎたけれど、彼と一緒に過ごせた時間は幸せだった」
そして、こう口を揃えるのだった。
「ダディのような辛い思いをするワンちゃんをこの世からなくしたい」
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