岸田総理、支持率が下がり続け“怪文書”まで… 頼みの綱「憲法改正」に手を付けられない理由とは

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怪文書まで飛び出し…

 妙手が見当たらないのは拉致問題も同じだ。

「日朝首脳会談の実現に向けて“総理直轄のハイレベルで協議したい”と、しきりに繰り返している。ただ専門家らは“国際社会の関心が北朝鮮の核・ミサイル開発に集中しているのに、日本だけが北朝鮮と交渉できるのか”と懐疑的です」

 手詰まり感が色濃い総理に、怪文書まで飛び出した。本人が次期総裁選への出馬の見送りを示唆したというもので、〈官邸内でごく少数の側近と打ち合わせをしていた席で飛び出した。「(来年の)総裁選には出ないかもな…」。首相はポツリと、こう漏らしたというのだ〉との記述がある。

 与党の閣僚経験者は「こんなのを真に受ける議員はいない」と前置きした上で、「総裁選まで1年以上ある。非主流派も、政局を仕掛けるネタがないんだろうな」

 すべてが停滞したまま、岸田政権の低空飛行は続く。

週刊新潮 2023年8月10日号掲載

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