ライバル意識がエスカレートした結果… 漫画家のやまもとりえが「この子になりたい」と思ったほどの「天才少女」との出会いと別れ
小学校3年生で出会った「天才」
『うちらはマブダチ』『わたしが誰だかわかりましたか?』などの人気作で知られる漫画家でイラストレーターのやまもとりえさん。子育てをしながら製作に励む彼女が今の道を歩む原点となった、幼き日のある出会いとは。
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「りえちゃんの絵は色がとても奇麗ね」
幼稚園生の時、先生に言われた言葉だ。
その日以来「私ったら絵がうまい子なんだわ」と思うようになった。おめでたい子である。
A子ちゃんと出会ったのは小学校3年生。
写生大会で多くの生徒が、お碗をひっくり返したような曲線に緑一色で山を描く中、A子ちゃんは少し違っていた。...