「関心がない」が7割 苦境「大阪・関西万博」を心待ちにする万博マニアが楽しみ方を解説
一番混むのはいつ?
狙い目は、17時以降に入場できる夜間券(3700円)だという。
「それぞれのパビリオンにはレストランが併設されています。その国が自信を持つ、一流のメニューが提供されるため、決して料金が安いわけではありませんが、価値のある体験ができると思います。展示の内容を真面目に見るのはちょっと……という人でも、レストランをとっかかりにして、世界を知るのが良いのではないでしょうか。ワインなどお酒の提供もあるので、夜間券を使って仕事帰りにレストランを訪れるのも最高ですよね」
当然、二神さんは、何度も万博会場を訪れるつもりだ。
「せっかくの地元開催なので、少しでもその成功に貢献できるように、全日券を買いつつも、朝いちばんから楽しみたい日は別途1日券を買い足すなど、たくさんチケットを買うつもりです。前回のドバイ万博では航空券やホテル代だけでも、3、40万円かかっています。それに比べると、自宅からすぐ行ける大阪万博はチケットや飲食代である程度お金を使っても安いものです」
マニアならではの楽しみ方もあるという。
「すごく混んだ日に人波に揉まれることも、空いている日の会場の様子を見るのも、どちらも好きなんです。これまでの経験上、閉幕1週間前の週末が最も混むので、そこを経験したいです」
開幕まで2年を切る中、二神さんのように万博を楽しみにしている人のためにも、山積する課題が解決することを願う。