【どうする家康】大坂城に300人もの側室が…豊臣秀吉の“女好き”をひもとく
明智光秀(酒向芳)を討ち、ポスト信長の方針を決める清須会議で主導権を握り、敵対することになった柴田勝家(吉原光夫)を滅ぼし、羽柴秀吉(ムロツヨシ)の天下人への勢いは加速していた。NHK大河ドラマ「どうする家康」の話である。第31話「史上最大の決戦」(8月13日放送)には、完成しつつある豪壮な大坂城も描写されるようだ。
秀吉と直接の交流があったイエズス会のポルトガル人宣教師、ルイス・フロイスは、その著書『日本史』に、織田信長が破壊した大坂本願寺の跡地に秀吉が城を築いたねらいについて、こう記している(以下、松田毅一・川崎桃太訳)。...