北川景子、福原遥から「やりやすい」と絶賛される女優・田辺桃子ってどんな人?
ひと夏でドラマの主演、ヒロイン、ゲストをこなした、注目の女優・田辺桃子。突然の快進撃の理由とは?
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7月19日に最終回を迎えた「スイートモラトリアム」(TBS系)でヒロインを演じ、7月から放送が始まった深夜ドラマ「癒やしのお隣さんには秘密がある」(日テレ系)の主演を務め、さらには同月12日スタートの「こっち向いてよ向井くん」(日テレ系)で初回ゲスト出演も。ほとんど恋愛モノなのだが、まさに八面六臂(ろっぴ)の活躍ぶりである。
芸能デスクによると、
「神奈川県出身の彼女は、小学3年生のときにスカウトされて芸能界入りしました。子役としてNHKの大河ドラマ『天地人』(2009年)に出演するなど役者業をこなしつつ、中学2年でミスセブンティーンに選ばれモデルに。14年に出演したゲーム機のCMでは“子孫残そう!”というインパクトあるセリフが話題になりました」
そして21年には、同時期に「リコカツ」など3本のドラマにレギュラー出演し、いよいよ大躍進を遂げるのである。
ドラマウオッチャーの中村裕一氏が解説する。
「『リコカツ』では、永山瑛太演じる自衛官の同僚で、ひそかに彼を慕う副パイロット役で出演。あわよくば彼の妻(北川景子)の座を奪おうと、手作りの家庭料理を差し入れる勇猛果敢なその姿勢から、ネットでは“筑前煮女”と呼ばれ、強烈な印象を残しました」
ゴールデンの主役も
同クールで放送されていた「ゆるキャン△2」では、
「前髪パッツン、メガネでツインテールの個性的なキャラクターをビジュアル的にも申し分なく演じ、高い再現度が原作ファンを中心に話題になりました」(同)
快進撃のワケは?
「大きな瞳とナチュラルな笑顔から醸し出される自然体で素直な演技、見ているだけで心が落ち着く柔らかい雰囲気が彼女の魅力だと思います。今年に入ってドラマに立て続けに起用されているのは、制作スタッフがそれだけ彼女に将来性を感じるからではないでしょうか」
実際、キー局幹部もこう言って太鼓判を押す。
「去年までは“4番手”以下の役柄がメインでしたが、『リコカツ』の北川景子や『ゆるキャン△2』の福原遥など、共演した主演キャストが“桃ちゃんとはやりやすい”と口をそろえます。抜群の演技力がありながら決して出しゃばらず、間の取り方が絶妙だと評判です。いま主演で出ている深夜枠は、視聴率にはとらわれず、将来期待できるタレントに活躍してもらう枠。2、3年後にはゴールデンの主役も十分狙えるでしょう」
テレビドラマ研究家の古崎康成氏に聞くと、
「彼女は今、ストーカーに追われる難しい役をうまく演じています。巧みに心の動きを見せ、不自然なセリフであっても違和感なく表現できる。今後は往年の山田太一や倉本聰クラスの書き手、例えば坂元裕二や三谷幸喜といった巨匠クラスと仕事をしてさらに高いステージを目指してほしいですね」