【日大会見】澤田康広副学長に不快感を覚えた視聴者多数 ヤメ検なのに発言内容もグダグダのウラ

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 元検事の副学長に批判が集中している──。日本大学アメリカンフットボール部の薬物事件を受け、日大は8月8日に会見を開いた。その中で“異彩”を放ったのが、副学長の澤田康広氏(58)だった。SNSのX(旧Twitter)では、《態度と話し方がやばすぎる》、《偉そうなんだよな態度が》、《この副学長ふてぶてしい》と散々な言われようだ。

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 まずは澤田氏の“華麗な経歴”からご覧いただこう。1964年8月生まれ。日大法学部を卒業し、1992年に司法試験に合格。検事として、東京、大阪、山口、大分、広島、新潟などの地検に勤務した。

 2011年4月、山口地検の次席検事に就任。このとき中国新聞は「未検挙重要事件 早急解決に意欲 沢田次席検事 山口地検着任」との記事を掲載。記事によると、澤田氏は大阪市生まれ。学生時代に柔道の経験があり、座右の銘は「柔よく剛を制す」だという。

 15年8月、ラオスの法曹関係者が来日し、日本における法曹家の育成システムについて視察と意見交換が行われた。その際、澤田氏は、東京地検の総務部副部長として質疑応答を行ったという記録が残っている(註1)。

 16年4月1日付けで宇都宮地検の次席検事に着任。8日には栃木小1女児殺害事件の判決公判が宇都宮地裁で開かれ、被告は冤罪を主張したが判決は無期懲役。澤田氏は「検察官の主張が認められた妥当な判決であると認識している」とのコメントを出した。

 18年3月4日、下野新聞は朝刊に「本社来訪」の記事を掲載。《沢田康広氏(宇都宮地方検察庁次席検事)退任あいさつ》と報じた。そして、同年4月、澤田氏は日本大学法学部の教授に就任している。

弁護士から痛烈な批判

 法曹家として順風満帆の人生──そう書きたいところだが、澤田氏の発言を少なからぬ同業者が強く批判している。担当記者が言う。

「澤田氏は会見で、違法薬物を入れる袋を意味する“パケ”や証拠品を示す“ブツ”など捜査用語を連発。記者を睨みつけるような表情は、大学教授というイメージとは著しく異なりました。SNSには批判や違和感を訴える声が多く寄せられましたが、それだけではなく、澤田氏が開陳した見解についても法曹家から異論が噴出しました」

 トップバッターは元検事の住田裕子弁護士(72)。住田氏は8日、読売テレビの「かんさい情報ネットten.」に出演。澤田氏の行動を「元検事として、この方はあってはならないことをした」と痛烈に批判した。

 会見で澤田氏は“パケ”に入っていた大麻の“カス”を自ら保管していたと説明。住田氏は「パケとかカスとか見つけた段階で、検事ならすぐに鑑定に回す」、「検事としてありえない」と一刀両断した。

 元裁判官の八代英輝弁護士(59)は9日、TBS系列の「ひるおび!」に出演。やはり大麻カスを保管したことに厳しい見解を示した。

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