没後50年「ブルース・リー」の生き方 ボスニアでの人気、名言「水になれ」の意味を考える
映画のヒットで大ブームが起こったとき、彼は32歳の若さでこの世を去っていた。突然の死をめぐる謎に数々の説が流れ、その存在がより神格化したブルース・リー(1940~1973)。没後50年を機に、日本の新聞社で唯一「大衆文化担当」の肩書を持つ朝日新聞編集委員の小泉信一さんが迫ります。様々なジャンルで活躍した人たちの人生の幕引きを前に抱いた諦念、無常観を探る連載「メメント・モリな人たち」。ブルース・リーの後編です。
前回に続いてブルース・リー(李小龍)の話である。...