パワハラ「ビッグモーター前副社長」に欠如していたこと 年1000人の経営者を取材する男が語る「優れた2代目経営者」との比較
週刊女性PRIMEは8月6日、「ビッグモーター・35歳“とんずら”元副社長は『昔からそういうタイプ』超名門校の同級生が明かす素顔」との記事を配信。YAHOO!ニュースのアクセスランキングに上位で表示されるなど読者の関心を集めた。
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兼重宏行氏(71)は山口県岩国市生まれ。岩国工業高校から陸上自衛隊に進み、退官後は大手自動車ディーラーに勤務。1976年に兼重オートセンターを創業し、80年に社名をビッグモーターに変更。以後、着実に店舗を増やしていった。
宏行氏の息子で前副社長の兼重宏一氏(35)は、高校から地元を離れて全国屈指の名門私立校に進学。早稲田大学商学部を卒業後は損保ジャパン(旧・日本興亜損保)に入社。2012年に父の会社へ移った。ちなみに、ビッグモーターに入社してから3年後、MBA(経営学修士)を取得している。
宏一氏に注目が集まるのは、コンプライアンス(法令遵守)の意識が完全に欠如しているからだ。担当記者が言う。
「保険金詐欺の問題だけでなく、悪質なパワハラも明らかになってきました。FRIDAY DIGITALは7月28日、宏一氏の“罵倒LINE”を公開(註)。執拗に『教育』と『死刑』という文字を送り続けるというもので、社員はもちろん、読者の多くも恐怖を覚えたでしょう。宏一氏は降格人事を乱発したことも分かっており、第三者委員会の調査では2020年からの3年間で少なくとも47人が降格処分を受けたことが判明しました」
週刊女性PRIMEは宏一氏と同じ高校に通っていた同級生を取材、《「地味というか、若干だけど陰湿な感じがしましたね。報道では“卑怯者”と言われていますが、昔からそういうタイプだったと思いますよ」》との証言を掲載した。
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