洋上風力汚職「秋本真利議員」が犯した本当の罪 国民負担「400億円増」の可能性もあった事件の深層
洋上風力発電事業をめぐる汚職事件の捜査で浮かび上がった、自民党国会議員と再エネベンチャー企業の癒着の構図――。目下、資金提供が「賄賂に当たるかどうか」が捜査の焦点になっているが、事件の本質は「別にある」との声が上がり始めている。汚職以上に罪深い、彼らが犯した「国民への背信」行為とは。
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東京地検特捜部から収賄容疑で自宅や議員会館事務所などを捜索された秋本真利・衆院議員は、自民党離党後に所属会派(無所属の会)も離脱。“盾”となってきた鎧を失い、特捜部の追及は激しさを増すと見られている。...