佐々木朗希は夏の暑さに弱い? “千葉ドーム”大規模改修で「故障を回避できるかもしれない」

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 昨季、2試合連続完全試合達成を目前に降板したことが記憶に新しいロッテ・佐々木朗希(21)。かように大事に育てられていた彼が故障した。左内腹斜筋損傷で全治2カ月と診断され、出場選手登録抹消である。

 スポーツ紙記者いわく、

「いわゆる左わき腹の肉離れ。投手にありがちな故障ですが、癖になりやすいので、治癒後も注意が必要です。普段と異なる動きをすると起こりやすくなるといわれています」

 吉井監督によると、7月24日のソフトバンク戦で90球目を投じた際に違和感があったとのことだが、

「19日のオールスターでの登板で、朗希史上最多ではないかというくらい変化球を多投していました」

夏の暑さに弱い?

 本人は「ストレートを狙っていると思っていたので、変化球を多めに。ちょっと球場が白けてましたけど」と苦笑していた。

「その後、中4日という短い間隔で登板。これまた彼にとって初の体験だった。WBCにも出場していましたし、疲労がたまり、故障リスクが高まっていたのかもしれません」

 現在リーグ2位のロッテは、首位オリックスとデッドヒートを繰り広げている。さては吉井監督、焦ったか。

 それはさておき、もう一つ気になることがある。

「朗希は、昨年7月も約1カ月間、疲労を理由に登板を回避しているんです。彼は岩手県出身。もしかしたら夏の暑さに弱いのかもしれません」

開閉式ドームなら2500億円

 そんな疑惑がささやかれ始めた25日、ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムを所有する千葉市が調査結果を発表した。球場は30年以上を経て老朽化が進む。その大規模改修、または建て替えにかかる事業費見積もりを行ったのだ。

 それによると、現在地のまま改修で済ます場合は最大約1千億円にとどまる。一方、ドームに建て替える案も検討され、固定ドームなら最大約2354億円、開閉式ドームなら最大約2505億円を要するという。

「ドーム化されれば涼しい場所でプレーできるので、体への負担が減り、今回のような故障も回避できるかも。もっとも、新球場の使用開始は10年後を目標としているのですが……」

週刊新潮 2023年8月10日号掲載

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