「調査の実働部隊のトップはゴリゴリの田中派」 日大薬物事件、情報開示が遅れた理由とは?
なぜ、発見から通報までに約2週間もかかった?
「悪質タックル問題」「背任・脱税」で激震が走ったマンモス校・日本大学が再び揺れている。林真理子・新理事長が就任して1年。今度はアメフト部員が大麻と覚醒剤を所持していたことが明らかになり、発覚までの“不審”な経緯に注目が集まっているのだ。さらに、学内での調査の背景には、「日大のドン」と呼ばれ、2021年に所得税法違反の疑いで逮捕された田中英壽元理事長の影も垣間見えて……。
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すでに明かされているように、今回の事件が発覚するまでの間、複数のメディアや大学関係者にアメフト部員の保護者を名乗る人物から大麻が見つかったという告発文書が送られていた。...