7月の打撃トップ3は中日選手だが… 最下位・立浪監督は来季のために若手育成を重視すべきか

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セ7月度打率ランキングの衝撃

 8月6日の東京ヤクルト戦に敗れて、また「借金20」に…。投打ともに振るわず、5月の巨人戦(5~7日)以来、約3ヶ月ぶりの「同一カード3連勝」とはならなかった。

「先発の柳裕也(29)は4回3失点。彼本来の力ではありませんが、最終的なスコアは『1対3』。ワンサイドで敗れたわけではないのに、次の試合以降もダメージが残りそうな一戦でした。そういう負け試合が多いですよね」(地元記者)

 2点ビハインドの8回裏、代走で出場した内野手の樋口正修(24)がそのまま外野守備に入った。ベンチにはまだ控え外野手が残っていた。樋口は無難に飛球を処理したが、“プロ入り後、初の外野守備”である。

「7月26日に支配下登録されたばかりです。脚力を買われてチャンスを掴みました。チームの勝利と育成の両方を進めるのは難しいですが、それは優勝争いをしているチームでよく言われる話で、立浪和義監督(53)がドラゴンズをどんなチームに作り変えようとしているのか見えてこないんです」(前出・同)

 ヤクルト戦を落とし、立浪監督は無言で立ち去ってしまった。興味深いデータがある。7月の投打個人成績が整理され、セ・リーグの月間打率ランキングが確定した。ナント、「トップ3」は中日選手だったのだ。

 7月の打率1位は岡林勇希(21)で3割8分2厘、2位・石川昂弥(22)が3割6分4厘、3位・大島洋平(37)が3割4分6厘と続く。しかし、7月の1ヶ月間のチーム成績は7勝13敗1分け。また、7月の投手成績だが、防御率4位にウンベルト・メヒア(26)が入っており、12位に小笠原慎之介(25)と柳が入っていた。選手個々の成績は悪くないのだ。

「メヒアは6月に途中獲得した先発要員です。7月は4試合に先発し、防御率は1.73でした。今季、外国人選手の成績がイマイチですが、良い投手を見つけてきたと思います」(ベテラン記者)

 その外国人選手が活躍できなかったことが、先のワンサイドで負けたわけでもないのにダメージが残る原因の一つなのだ。

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