【仮装大賞】2年前、「今回で私、この番組終わり」と言った欽ちゃん なぜ復活することになったのか

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第100回大会には

「85年3月、欽ちゃんは絶頂期にありながら、当時のレギュラー番組をすべて降板する“休養宣言”を行いました。もっとも、『仮装大賞』だけは別でした。この番組だけは途切れることなく司会を続けたのです」

 前掲の「ディレクターにズームイン!!」の巻末インタビューで、欽ちゃんはこう発言している。

《僕が十五年前、テレビを全部やめると言ったとき、『仮装大賞』もやめると言ったら、齋藤さんに言われましたよ。「欽ちゃんの番組は欽ちゃんがやめると言えば終わりだけれど、これは素人の番組だ。俺が一生懸命作って、素人ががんばったんだよ。欽ちゃんはその司会をしているんで、勝手にやめるって言えないんじゃないの」って。/そのとき、「ああ、そうですね、俺の番組じゃないんだ」と、本当に思ったもの。他は全部、自分が作ってきたんだから自分でやめるという結論を出したけれど、これだけはやめるというのは言えないと。》

「仮装大賞」は欽ちゃんの番組ではないというのだ。だからこそ、一緒に司会を務める香取慎吾の存在が大きいという。

「まだSMAPが売れていない頃に香取の才能を見出し、彼を起用し続けたのは欽ちゃんでした。『仮装大賞』は02年の第65回大会から2人で司会を務めるようになり、香取も国民的人気タレントになっても番組出演を続けました。その後、SMAPが解散し、香取らがジャニーズ事務所を退所すると、テレビ業界はジャニーズに忖度して香取を起用しなくなりました。そんな逆風の中でも、欽ちゃんの強力なバックアップがあって、『仮装大賞』だけは香取を起用し続けました。これには香取も恩義を感じているはずです。82歳となった欽ちゃんは、彼を番組の後継者と考えているのでしょう。来年放送される第99回を無事に済ませ、記念すべき100回大会で香取に司会を任せ、新生『仮装大賞』として生まれ変わらせることを目論んでいるようです。自分が引退しても、香取にテレビ界での活躍の場として、素人参加番組として『仮装大賞』を残したいと」

 第99回大会は12月24日に開催され、来年放送予定だ。

「色々な意味で注目される大会になると思います」

デイリー新潮編集部

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