【仮装大賞】2年前、「今回で私、この番組終わり」と言った欽ちゃん なぜ復活することになったのか

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「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」(日本テレビ)が2024年、約3年ぶりに放送される。2021年2月に放送された前回の第98回大会で、司会の萩本欽一(82)は「今回で私、この番組終わり」と語っていた。そのため、もう復活はないものと思われていた。

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「仮装大賞」の第1回は1979年の大晦日に放送された。タイトルは「欽ちゃんの紅白歌合戦をぶっ飛ばせ!第1回全日本仮装大賞~なんかやら仮そう~」で新宿コマ劇場から生中継された。

 当時はまだ番組の意図が理解されず、応募者の中には女装してきた人が少なくなかったと、番組を立ち上げたプロデューサーの齋藤太朗氏が著書「ディレクターにズームイン!!」で明かしている。

《このときは九時から十一時半までの二時間半、一回限りのスペシャルの予定だったんだけど、『紅白歌合戦』の裏でやったという意味で言えば、視聴率的にも四・八%で善戦した。僕らの手応えからも「何かあるよ」っていう感触があって、もう一回やってみようということになった。二回目は十四・八%。/結局、懲りもせずにに三回目も正月にやって、四回目はその年の六月にやろうということになった。ところが、このときの裏が「巨人―広島戦」。これはさすがに勝てないな、なんて言ってたら勝っちゃった。視聴率も二〇・八%、これで番組の継続が確定した》(「ディレクターにズームイン!!」より)

 さすが“視聴率100%男”と言われた欽ちゃんの番組である。以来、番組は脈々と続いてきた。日テレ関係者は言う。

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