「総理や政府には戦略的発想が出てこない」 佐藤正久元外務副大臣が防衛装備品の海外移転に関して徹底批判

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「政府が主導すべき重要案件なのに、その政府にまったく熱量が感じられない。岸田総理が言う“今日のウクライナを明日の日本にしてはいけない”との危機感はどこにいったのか」

 とは、自民党の佐藤正久元外務副大臣(62)だ。与党の国家安全保障戦略等に関する検討ワーキングチーム(WT)において、防衛装備品の海外移転に関する議論をリードする一人である。

 今年4月以来、自公両党は防衛装備品の輸出制限の緩和を議論してきた。昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、国際的な安全保障面での協力関係構築が重要視されているが、その作業は遅々として進まない。...

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