前田日明が何度も騙された「お化け騒動」 本人は「人生で一番楽しかった」と語った伝説の新日時代
新日本プロレスの道場には幽霊が出る!?
テレビ番組の企画で除霊のために呼ばれた僧侶かつ霊能者タレントの織田無道は言った。
「これは俺の力じゃ無理だ……」
1990年代、新日本プロレス道場に入った時の一言である。
実際、新日の道場兼選手寮は、その手の話に枚挙に暇がなかった。「座敷わらし(小さな女の子)を見た」は序の口。誰もいないはずの2階の廊下を歩く音がしたので、まだ新鋭だった高田延彦(当時は伸彦)と後の獣神サンダー・ライガーとなる若手が、バットを片手に1部屋1部屋、チェックしたことも(1983年7月)。...