1話あたりの制作費は5千万円超? 「VIVANT」に豪華キャストが勢ぞろいした裏事情

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 TBSは日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」の制作にあたって巨額を投じ、長期海外ロケも敢行。主演・堺雅人(49)を支えるのも超豪華俳優陣と、尋常ならざる力の入れ様だ。お茶の間には流れない、その舞台裏をのぞいてみると――。

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 堺演じる商社マン・乃木憂助が不正送金事件の“犯人”に仕立て上げられて、そのカネを取り戻すべく、中央アジアに出張。彼の地で、壮大な陰謀に巻き込まれていくというのが、7月16日放送の第1話の大まかな筋である。

 初回視聴率11.5%となった本作について、芸能デスクは次のように言う。

「本作の制作費は、NHKの大河ドラマ級。1話あたり、5千万円は下らない。モンゴルで砂漠横断など、2カ月に及ぶ大がかりなロケも行われています。かろうじて2桁発進となったものの、制作陣としてはもう少し数字が欲しかったところでしょう。ただ、まだ物語は始まったばかりで、今後、人気俳優が続々と物語に参戦しますから、数字の伸びは十分期待できます」

評論家の声は

 コラムニストの辛酸なめ子氏もこう評価する。

「『半沢直樹』シリーズでは、香川照之さん(57)や市川猿之助さん(47)の顔芸が好評を博しました。今作では彼らこそ不在ではありますが、その代わりに阿部寛さん(59)という顔も演技も非常にコッテリした役者が、警視庁公安部の刑事役で出演しています。また、堺さんも、砂漠をさまよう場面などでは実に苦痛に満ちた表情、テンパり顔を見せている。見応えは十分あります」

 また、テレビ評論家の吉田潮氏も、

「香川さんは演技の癖が強すぎて、観たい視聴者と観たくない視聴者が半々くらいでは。彼が出演していなくても気にはなりません」

 としながら、

「Netflixは近頃、韓流ドラマなどを配信するだけではなく、日本国内でも『全裸監督』や『サンクチュアリ』を制作し、話題を攫(さら)っています。ドラマファンの地上波離れが加速するなかで、TBSはその流れを食い止めるべく、このドラマで本気を出してきたな、という印象です」

 そう評する。

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