「出羽海一門の若い衆が特殊詐欺で事情聴取され…」「鳴戸親方にイカサマ判定疑惑」 またも大相撲でスキャンダルが

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 立浪部屋に所属する関脇豊昇龍(24)のめでたい初優勝で幕を閉じた大相撲七月場所。そんな話題もありながら、横綱と大関が優勝争いに絡めず、肝心の盛り上がりには欠けていた。角界全体に目を向けても、相も変わらず不祥事続き。ファンや関係者の憂色は濃い。

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 不祥事といえば、まずはこれ。元大関琴欧洲の鳴戸親方(40)が審判として自らの弟子をひいきした“イカサマ判定”を行ったと取り沙汰された一件だ。それは先の五月場所10日目、三段目の取組での出来事だった。

「鳴戸部屋の村山(21)が朝日山部屋の悠錦(23)に押し出された際、審判長の鳴戸親方が物言いをつけました。村山のほうが最初に足を土俵の外に出しており、負けは明らかだったにもかかわらずです。他の審判やビデオ判定室の係員は物言いを受け、改めて悠錦の勝ちを主張。なのに鳴戸親方は彼らの判断を無視しました」(スポーツ紙記者)

疑問が残る相撲協会の対応

 場内に鳴り響いたのは、悠錦が最初に足を出したと告げる、つまりは村山の勝ちを宣言する鳴戸親方のアナウンス。“弟子かわいさ”のあまり、審判長の権限で黒を白に塗り替えたという疑念が当然、沸き起こった。

「その後の日本相撲協会の対応も大いに問題でした。悠錦は“イカサマ判定”によって五月場所を負け越してしまいましたが、いざ七月場所が始まってみると、番付は下がっていなかった。五月場所と地位が変わらない“据え置き”の処置が取られているように映りました。ウラを返すと協会が鳴戸親方の誤りを認めたということになります」(同)

 であれば、鳴戸親方には処分を下し、その旨を公表してしかるべきであろう。しかし、そうした動きはこれまで見えてこないのだ。

 千秋楽前日の7月22日、鳴戸親方を直撃すると、差し出された名刺を手にしばし硬直した後、無言で宿舎へと入っていった。以後、呼びかけに応じることはなかった。

 日本相撲協会に“イカサマ判定”に関する事実関係および見解を問うと、

「回答は差し控えさせていただきます」

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