「ハヤブサ消防団」 撮影現場の味わい深い光景が話題 おじさんに食い込む“野生児”も
今期、日曜劇場「VIVANT」(TBS)に対抗しうるドラマは「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日)しかないという。視聴率も拮抗しているし、キャストもなかなか豪華で……。
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【写真を見る】イケおじ集団に果敢に食い込む“野生児”な「満島真之介」とクールな「中村倫也」
「ハヤブサ消防団」は、「半沢直樹」や「下町ロケット」など日曜劇場の大ヒットドラマで知られる池井戸潤の原作だ。売れないミステリ作家(中村倫也[36])が亡き父から相続した実家を整理するため、岐阜県の山間の集落・ハヤブサ地区に出向くが、その美しい景色に惹かれ定住を決意。地元の消防団に入団し、ハヤブサ地区で起こっている連続放火事件の謎を解く“田園ミステリー”だ。
一方の「VIVANT」は、堺雅人や阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、役所広司といった豪華出演陣、モンゴルでの長期ロケが話題だ。民放プロデューサーは言う。
「『ハヤブサ消防団』のキャストも負けてはいません。主演の中村はじめ、川口春奈(28)、満島真之介(34)、山本耕史(46)もいる。さらに、消防団の幹部たちがすごい。部長の生瀬勝久(62)、分団長の橋本じゅん(59)、副団長の梶原善(57)、班長の岡部たかし(51)といったおじさんたちで、いずれもベテランの舞台役者です」
他にも金田明夫(68)や麿赤兒(80)といった大ベテランもいる。
おじさんに食い込む“野生児”
「現場では、このおじさんたちがエンドレスで話し込む様子が目撃されています。まさに本物の消防団が仲間と地元で話している感じで、『撮影のウラ側のこっちを撮ったほうがリアルで面白いんじゃないか?』なんて話題になっています」
初回が放送された7月13日には、中村が番宣のため「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。そこでも“おじさんたちのお喋り”について語っていた。
中村:先輩俳優たちがずっと喋ってるんです。『本番、よーい』まで、ずっと喋ってる。生瀬さんとじゅんさんは趣味の釣りの話……。同世代のおじさんたちが集まるのが珍しいみたいで。それぞれの場所で最年長になってしまう方々なんで、嬉しくて嬉しくて。
「確かに、通常なら親父枠は1ドラマに1人か2人ですからね。ここまでおじさんたちが揃ったドラマはなかなかありません。ある意味、豪華ともいえます」
この海千山千のおじさんたちに食い込んでいるのが、満島だという。
「スタッフから“野生児”と呼ばれるほど、満島は現場への溶け込み方が半端なく、時には『さぁ、やるぞーっ!』などといきなり奇声を発して現場を盛り上げたりしています。おじさんたちもノリがいいので、毎日を楽しんでいます。スタッフもそれを喜んでいます。主役の中村は大人しいタイプなのでニコニコして見ていますが、時には満島に乗っかって盛り上げたりしています」
現場の雰囲気は非常にいいようだ。
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