【エッフェル塔前でポーズ】自民党のホープがまさかこの程度だったとは…専門家が「バカッターと同じ」と指摘する理由

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貧弱なネットリテラシー

 今回の騒動は一過性のものとはせず、有権者は松川氏と今井氏の投票については熟考すべきだという。

「今は小学生でもSNSのマナーやルールを学校で学ぶ時代です。彼らに分かっていることを、松川さんも今井さんも理解していませんでした。果たして、この程度のネットリテラシーしかない政治家に一票を投じて良いのか、言うまでもないことですが、私たち有権者はよく考える必要があります」(同・井上氏)

 実は松川氏、単に学歴が目立つだけの政治家ではない。参議院議員としての活動内容が評価され、自民党では「若手のホープ」と期待を集めている。同党の関係者が言う。

「松川さんは報道各社のアンケート調査で、憲法改正、9条改憲、自衛隊が敵基地攻撃能力を持つことなどについては、いずれも賛成と回答しています。昔なら“タカ派”と呼ばれたでしょう。実際、安倍晋三元首相(1954~2022)から目をかけられ、衆議院議員への鞍替えも囁かれていました。ところが今回の騒動で、松川さんのSNSに関する見識が一般のユーザー以下ということが判明してしまったわけです。自民党は頭を抱えています」

 8月1日、松川氏は記者団の取材に応じ、「SNS上の発信について不適切なものがあったというふうに思っておりますし、その点については、誤解を与えたことについて反省しています」と陳謝した。

デイリー新潮編集部

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