【エッフェル塔前でポーズ】自民党のホープがまさかこの程度だったとは…専門家が「バカッターと同じ」と指摘する理由

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 毎日新聞(電子版)は7月30日、「自民女性局のフランス研修写真が物議 SNSに投稿」との記事を配信し、YAHOO!ニュースのトピックスに転載された。この記事自体がネット上での批判を伝えたものだったが、配信されるとさらに、自民党の女性局長を務める松川るい参院議員(52)と同党の今井絵理子参院議員(39)に非難が殺到した。担当記者が言う。

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「7月末、自民党の女性局はフランスで研修を行い、38人が参加しました。目的は少子化対策や幼児教育の義務教育化などだったそうです。滞在中、松川氏はSNSで『大阪の仲間と』と題し、彼女を含め3人の女性がエッフェル塔の前に立ち、両手を上げて塔の“モノマネ”をした写真を投稿しました。あまりにも緊張感のない姿にSNSなどでは『単なる観光目的なのでは?』といった疑問の声が多数を占めました」

 これに自身も研修に参加した今井氏が「無駄な外遊ではありません」とSNSで理解を求めたが、火に油を注ぐ結果で終わった。多くの国民がネット上で「外遊と言われても慰安旅行にしか見えない」と強く反論したからだ。

 結局、毎日新聞の報道後、松川氏はエッフェル塔の写真を削除。その一方で、7月31日にTwitter(現・X)で反論を掲載し、塔での写真撮影は《問題だとは思っておりません》と強弁。しかし、他の参加者に迷惑がかかるのは《本意ではないので削除させて頂きました》と苦しい弁解を行った。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「そもそもSNSの投稿に写真は必須ではありません。文字だけのツイートでも問題ないのですが、そのことを松川さんはご存知なのでしょうか」と呆れる。

「松川さんは反論の文書で、フランス教育省の担当者とブリーフィングしたことや上下院議員と意見交換したことを報告しました。そうした場面の写真をアップしたなら、誰も批判しなかったでしょう。そもそも昭和の時代から国会議員の外遊は『単なる慰安旅行じゃないのか』と国民に疑問を持たれていました。そこに松川さんが“浮かれている”と批判されても仕方のないような写真を投稿したわけです。国民は『やっぱり慰安旅行じゃないか』と怒り心頭に発したのは当然の結果と言えます」

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