エンゼルスは次々有力選手を補強…大谷翔平がポストシーズンに出られる確率と最大の懸念事項は?
ベースボール専門メディア「Full-Count」は7月28日、「【MLB】大谷翔平、エ軍は『大好き』 今夏のトレード消滅に告白『今年PO目指す』 一問一答」との記事を配信、YAHOO!ニュースのトピックスに転載された。
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メジャーリーグ(MLB)ではトレード期限が8月2日午前7時(日本時間、以下同)に設定されている。そのため、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(29)がトレードに出されるか否か、日米野球ファンの関心を集めていた。担当記者が言う。
「今シーズンが終了すると、大谷選手はフリーエージェント(FA)の権利を手にします。大谷選手はワールドシリーズでの優勝を目標として掲げており、来季は強豪チームに移籍すると見られています。『大谷のFAでの退団をみすみす許すぐらいなら、エンゼルスは思い切ってトレードに出し、有望な若手を獲得すべき』という意見も根強かったのです」
ところが、7月27日にスポーツ・イラストレイテッド誌が「エンゼルスは大谷を放出しない」と報じたのを皮切りに、他の主要メディアも後追い記事を配信した。
さらに、エンゼルスは同日、トレードでシカゴ・ホワイトソックスから共に投手のルーカス・ジオリト(29)とレイナルド・ロペス(29)を獲得したと発表した。
ダメ押しとして、28日、エンゼルスのペリー・ミナシアンGM(43)が「私は彼がどこにも行かないと話していた。彼をトレードで出したくない」と明言した(註)。
「今回のトレードでエンゼルスは“売り手”ではなく“買い手”であることを明確に示し、『大谷と共にポストシーズン進出を目指す』とGMが断言したのです」(同・担当記者)
ワイルドカード争いは大混戦
28日の対デトロイト・タイガース戦はダブルヘッダーで行われ、大谷は第1試合でメジャー初の完封勝利を収めた。試合後、大谷は取材に応じ、記者団からは「トレード消滅」についての質問が飛んだ。冒頭に記した「Full-Count」の記事によると、
《エンゼルスで最後までプレーするつもりで今までやってきましたし、ただ周りの声も含めて気持ちもスッキリ臨めたので、これからプレーオフを目指して頑張りたいなと思います》
と発言。また《ジオリトらを大型補強。チームの雰囲気は昨日と今日の違いはあったか》という質問には、次のように答えた。
《ここ最近は勝っていることもあって、いい雰囲気だと思いますし、こうやって買い手側に回ることによって、戦力的にはもちろん強化されますし、やる気というか、士気というか、そういったものも高くなると思う》
ア・リーグ西地区のエンゼルスは、7月31日現在、55勝51敗。首位のテキサス・レンジャースに5ゲーム差を離されて3位となっている。
上位3チームがポストシーズンに進むことができるワイルドカード争いは、1位が64勝44敗のタンパベイ・レイズ、2位が共に59勝47敗のトロント・ブルージェイズとヒューストン・アストロズだ。
続く4位が56勝49敗のボストン・レッドソックス、5位が55勝50敗のニューヨーク・ヤンキース、そして6位がエンゼルスで、3位とは4ゲーム差という状況だ。
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