月9「真夏のシンデレラ」で苦戦中の森七菜 事務所移籍で意外な変化を関係者が証言
月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ)の視聴率は、どうもパッとしない。その一方で、主演の森七菜(21)のこれまでの歩みは、まさにシンデレラのようだと言われている。
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《キュートでロマンティックな“月9王道”のラブストーリー》を謳い文句に、7月10日にスタートした「真夏のシンデレラ」だったが、視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)は、初回が6・9%、第2話が5・4%、第3話が5・5%と、月9のワースト記録を更新しかねない状況だ。
主演の森七菜の責任が問われてもおかしくないが、民放ディレクターによると「現場での彼女の評価は上がっている」という。
「久しぶりの連ドラ主演、しかも等身大の恋愛ドラマを演じられて、本人も楽しんでいるようです。ドラマでは男勝りでサバサバしたSUP(スタンドアップパドルボード)のインストラクターを演じていて、現場スタッフは彼女の可愛さにイチコロになっているそうです。今年5月に公開された映画『銀河鉄道の父』では宮沢賢治の妹役を演じ、賢治役の菅田将暉、父親役の役所広司からも可愛がられました。現場で好かれるのは、天性のものでしょうね」
彼女の連ドラ主演は、これが2作目だ。初主演は2020年10月期の「この恋あたためますか」(TBS)だった。
ブレイク直後に
「この数年前まで、森は無名と言ってもいい存在でした。彼女が地元・大分でスカウトされたのは、中学3年の時。後にマネージャーとなる女性が、帰省先で偶然、家族と外食中の彼女を見つけたそうです。デビューは行定勲監督がメガホンを取ったネスカフェのウェブCM。以来、高校を卒業するまで、大分と東京を行ったり来たりの生活でした。上京した時は、女性マネージャーの家に寝泊まりしていたそうです」
そんな中、彼女が存在感を発揮したのが、19年1月期の「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ)での生徒役だった。
「このドラマで主演の菅田に可愛がられ、『いつかまた芝居やろうな』と言われていました。それが『銀河鉄道の父』で実現したわけです」
「3年A組」に出演した後、同年7月に公開された新海誠監督のアニメ映画「天気の子」のヒロイン役の声優に抜擢され、雑誌「日経トレンディ」の“来年の顔”にも選ばれた。
「年が明けて高校を卒業すると、家族とともに上京。朝ドラ『エール』(NHK)でヒロインの妹役を演じ、満を持しての連ドラ初主演で一気にブレイクしました。ところが、2020年末、順風満帆だった彼女の雲行きが怪しくなります。契約途中にもかかわらず、所属事務所に移籍を申し入れたのです」
翌年1月、所属事務所の公式ページから森の名が削除された。
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