「佳子さま別居問題」のゴタゴタから聞こえてくる「秋篠宮さまとの意思疎通の難しさ」

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主体的に振る舞えたか

 それでもなお実情を訴えるような発言をしたのは、どうしてなのか?

「加地大夫は近いうちに辞職することが決まっていて、最後くらいは言いたいことを言いたい、公にしたいとの思いがあったと見る向きもあります。西村長官が苦言を呈すような発言をしたことも加地大夫の感情に火をつけてしまった可能性がありますね」(同)

 別の記者はこんな見方をする。

「宮内庁に対して、“どうして詳細を発表しないのか?”といったプレッシャーが内外からあったようでで、西村長官も会見であのような発言をしたのだと思います。その是非はともかくとして、加地大夫の反論は投げやりな点が際立っていますね。“自分だけはちゃんと仕事をしてきた”と言いたげな印象を受けますから。ただ加地大夫も秋篠宮さまとの関係構築に悩んできた1人で、今回の発表について責任者ではありますが、主体的に振る舞えたかというと疑問が残ります」

意思の疎通について悩んでいる

「加地大夫のみならず、秋篠宮さまとの意思の疎通について悩んでいる関係者は多いようです。様々なパターンがあるので一概には言えないのですが、あえて表現するとしたら、これまでの経験則がなかなか通用しないというところでしょうか。加えてご自身のお考えが時に頑なところがあって、それも悩みの種だと聞きました」(同)

 例えば2022年4月にご夫妻で伊勢神宮などを訪問された際、コロナ禍を理由に移動手段として車を選ばれたことがあった。宮内庁側は警備面での負担の大きさなどから電車をメインにとお伝えしたようだが、それが聞き入れられることはなかったとされる。

「そのことで宮内庁内には大ブーイングが起きたと聞いています。さらに、先ほどの経験則の話に通じることなのですが、秋篠宮家に対する世間の風当たりが強い中、どう振る舞うのが正解かわからないというのもストレスになっている可能性があるようです」(同)

 秋篠宮さまと良好な関係を構築し、なおかつ世間に対しても的確な情報発信ができる――そんな救世主のような存在が、加地氏の去った後に登場するかどうか、注目が集まる。

デイリー新潮編集部

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