高校野球の「誤審騒動」で過剰なバッシング 現役審判は「このままでは成り手が減っていく」と大会運営に危機感
「疑惑の判定」直後の逆転劇
夏の甲子園を懸けた大一番で起きた“ある問題”が物議を醸している。7月26日に行われた神奈川大会決勝、横浜対慶応戦で誤審が疑われるプレーがあったのだ。【西尾典文/野球ライター】
横浜が2点をリードした9回表、ワンアウト一塁でそれは起こった。セカンド正面の打球を処理して二塁に送球し、ショートがそれを捕球してファーストに転送するいわゆる「4-6-3」のプレーで、一塁走者はフォースアウトかと思われたが、二塁塁審はショートの足がセカンドベースに触れていないと判断し、セーフと判定。...