「あんな“危ない夜遊び”では恨みを買う」 札幌・首切り事件、被害者と関係を持った女性が激白

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“ゴミ屋敷”と化した

 特にこの1年、田村一家には目に見えるほど不穏な空気が漂い始めたそうだ。

 別の住民が言うには、

「お医者さんであるお父さんが早朝5時くらいに帰ってきたと思ったら、ものの10分くらいですぐ出て行ったり、あまり家に寄り付かなくなった。帰ってきてガレージに車を停めても降りてこず、車内でカップラーメンを食べていることもありましたね。帰宅したと思ったら、外にキャンプなどで使うような折りたたみ椅子を広げて、そこで5、6時間も座ったままコーヒーを飲み、再び車で出かけてしまうこともあったんです」

 家の中に入るのをためらっていたように見えたそうだが、そもそも物理的な理由もあったようである。

「お父さんや娘さんが逮捕された当日の朝、警察官が20人近くやってきたのですが、玄関の扉を開けた途端、中に段ボール箱などが山積みになっているのが見えました。そのままでは前に進めない状態で、警官たちが“荷物をどかさないと入れないぞ”と言って、段ボール箱を手作業でどけていました」(先の住民)

 一見、しゃれた造りの邸宅もふたを開ければ“ゴミ屋敷”と化していたというのだ。「部屋の乱れは心の乱れ」といった言葉もあるが、精神科の医師が住まう家には似つかわしくない状態にまで、荒廃していた様子がうかがえる。

“自分の中に別の人格が”

 実は瑠奈容疑者は、警察の取り調べで、こんなことを口にしているという。

 先のデスクによれば、

「彼女は“自分の中に別の人格が……”といった類の供述をし始めているそうで、精神障害の疑いがあるとなって、慎重に捜査を進めています。精神鑑定などが必要かどうかは今後判断されますが、責任能力がないとなれば、罪に問われない可能性も出てきます」

 今後の公判では、精神科医でもある父親が、“引きこもり状態にあった娘は、明らかに精神疾患を患っていた”という証言を行い、両親が娘を守る展開も否定できないというのだ。

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