5万5千円のアロマキャンドル、約1万円のTシャツ… 中森明菜の「グッズ販売イベント」の中身とは?
コロナ禍以降初の、声出し解禁コンサートを敢行中の松田聖子(61)と、昨年8月に突如、再始動宣言をしたものの、未だ表立った活動のない中森明菜(58)。この二人の物販事情を見ていると、両者ともに人気は衰えていないようで――。
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完全復活といえる聖子は、6月から埼玉、大阪を巡り、7月7日の日本武道館でのコンサートも快調だった。
「ステージで水を飲むときに客から“何の水飲んでるの?”と聞かれて“東京の水よ”なんてやりとりをして、聖子ちゃんも“友達と喋ってるみたい”と笑っていました」(観客の一人)
ヒートアップしたのか、
「珍しく“汗がすごいわ”と聖子ちゃんが言うと、お客さんが一斉に持っているうちわであおぎました。すると“風がステージに来るの!”って驚いてましたよ」
そのうちわは、コンサートグッズとして売られているもので、1枚1500円。ファンたるもの、グッズを買わない選択肢はないのだ。
「聖子ちゃんがアンコールで着るTシャツは5千円。定番の“スイートピースティック”は3800円。さらにそれを入れる専用のバッグが1200円。あっという間に1万円です。変わりダネは聖子ちゃんの写真が缶にデザインされたサクマドロップスで、2缶で2600円でした」(同)
物販コーナーには1時間待ちの行列ができるそう。
鳥の鳴きマネ
東京・渋谷駅から歩いて10分の閑静な路地。7月13日から4日間、瀟洒(しょうしゃ)なビルには1時間ごとに20~30人の行列が出現した。ファンクラブ会員限定の中森明菜グッズ販売イベントである。
「初日は明菜ちゃんの誕生日でした。50分の入れ替え制で、店内では“今日は来てくれてありがとう”という明菜ちゃんの声が流れていて、近影も展示されていました」(ファンクラブ会員)
売られているのは、9350円のTシャツに、1万8150円のタオルセット、4950円のトランプなど。最もお高いのは明菜が調合したというアロマキャンドルセットで、5万5千円である。総じて聖子グッズよりも値が張る。
一番人気は7150円の目覚まし時計で、たちまち売り切れ。明菜の「おはようございます」という声や、鳥の鳴きマネが吹き込まれているとか。
極め付きは、売り場に入るだけで支払わねばならない5500円の“入場料”。2時間ほど歌って踊る聖子のコンサートチケットがS席で9900円なのを思えば、強気の価格設定である。
「コンサートがほぼ満席になる聖子さんとは違い、療養中の明菜さんは音楽活動のめどが立っていない。が、来るべき復帰に向けてトレーニングしている様子をファンサイトで公開しているように、やはり存在感をアピールしたいのではないでしょうか」(芸能デスク)
“夏の陣”で聖子を圧倒した明菜。次は歌姫として復活できるかどうかだが……。