佳子さまの別居問題で宮内庁幹部に“すきま風”が ご夫妻とご姉妹の亀裂を隠蔽した裏事情
4期後輩の“上司”
こうした“なすり合い”について宮内庁関係者は、
「会見での西村長官は直截な物言いが目立ちましたが、実際には“苦渋の選択”だったと思います」
とのことで、
「庁内では6月30日に公表したこと自体“やぶ蛇だったのでは”という声が大勢です。そもそも、佳子さまのお一人暮らしが盛んに報じられていたのは春先のこと。その時に対応するのならともかく、皇嗣職は“プライベートなので”と、一切の説明を拒んできた。そうした報道が下火になってから、もっともらしく“経費削減”といった理由を持ち出したのは完全な悪手で、案の定、批判が再燃してしまった。世間の反応を目の当たりにした長官は“問題ありません”と言うわけにはいきませんでした」
対して、苦言を呈された格好の皇嗣職大夫については、
「公表のタイミングや説明の内容など対応のすべては、事前に秋篠宮ご夫妻の了承を頂いて初めてゴーサインが出ます。その手順が問題だとなれば、取りも直さずご夫妻のご判断が間違っていたことになってしまうため、側近トップは絶対に過ちを認めるわけにはいきません。ところが、対応を一任してきた長官からすれば、皇嗣職の動きはひたすらもどかしかったのです」(同)
そこに図らずも“すきま風”が生じてしまったのだとすれば、嘆かわしいことこの上ない。
説明全体の信ぴょう性に疑義が
秋篠宮家の事情を知る関係者によれば、
「時機を逸してまで佳子さまの別居を公表した是非はおくとして、ここまで“準備”に時間がかかったのは、両殿下と皇嗣職とで文言を練り上げる作業に時間が費やされたからです。とりわけ紀子さまは“丁寧に説明すればきっと国民の理解を得られるはず”と、強いお気持ちを示されていましたが、結果として重要な説明が抜け落ちており、そのせいで説明全体の信ぴょう性が疑われることになってしまいました」
改修工事が始まった20年春は、すでに眞子さんの結婚を巡ってご夫妻とご姉妹との間に大きな隔たりができていた時期。「住み分け」に少なからぬ影響を及ぼしたのは言うまでもない。
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