フランス暴動から1カ月… 少年遺族より「射殺した警官」支援に寄付が集まる国民感情
6月27日にフランス・パリの西郊外ナンテールで取り締まり中の警察官による発砲事件が起こりました。無免許でレンタカーを運転していた17歳のナエル・モルザクさんが警察官の制止要求に従わずに車を発進し、胸を撃たれて死亡したのです。【ヴェイサードゆうこ/在仏ジャーナリスト】
事件の起きたナンテールはパリに隣接したオードセーヌ県の県庁所在地です。日本人も滞在許可証や免許などの申請に訪れ、近くに大学もあります。
これを受けて激しい暴動が起こったパブロ・ピカソ地区は、県庁から車で5分ほどのエリアで、昨年の12月にも25歳の男性が銃撃され死亡した事件や、麻薬取引の現場になるなど度々ニュースになっていました。...