神戸山口組・井上組長の「健在アピール」と「トラック特攻は脅威に感じず」の反応

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2代目西脇組の宮下組長は

 抗争は相手にどれくらいインパクトを与えられるかがポイントになる。この点、今回のトラック特攻はさほど効き目がなかった、どうせならやらない方がよかったと指摘する声の方が関係者の間では大きいという。

「実際、被害者である2代目西脇組の宮下和美組長は意に介さずの姿勢だと聞きました。ほとんど脅威には感じていないということですね。もちろん、今回の特攻のレベルから言えば、そういった反応は十分に想定できました。ただ、宮下会長自身、近いうちに引退するハラがあったようなのですが、さすがにそのままカタギになると今回の特攻を受けてのことと見られてしまうのを嫌って、その方針を撤回したと聞いています」(同)

 同じ6代目山口組傘下組員によって、神戸側トップが在宅中に生命を狙われたという事件から間もないだけに、無人の直参組織事務所にトラックが少し突っ込んだだけという攻撃のインパクトは弱い。その「レベルの差」に戸惑いを隠せない関係者がいることは事実のようだ。

デイリー新潮編集部

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