「キンプる。」終了後は芸人のバラエティ番組で凌ぐはずだった…「キントレ」が7月にスタートしたウラ事情

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 7月1日、2人組となったKing & Princeの新番組「キントレ」(日本テレビ・土曜13:30~14:30)がスタートした。5人組だった頃のキンプリの冠番組「King & Princeる。」は5月13日に終了し、翌週20日にはゴールデンタイムでスペシャル番組を放送して大団円を迎えたはずだった。

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 5月22日をもってキンプリから岸優太(27)、神宮寺勇太(25)、平野紫耀(26)の3人が脱退すると発表されたのは、昨年11月のことだった。日テレ関係者は言う。

「彼らの冠番組を放送する日テレにとっても、3人の脱退は青天の霹靂だったそうです。当初は、5人のうち3人も抜けては、『キンプる。』の終了もやむを得ない、と考えていました。とはいえ、この番組は土曜昼のローカル放送でありながら視聴率も良く、放送されていない地域でもTVerなどの見逃し配信で再生回数を稼いでいた。テレビ朝日と視聴率戦争を繰り広げている日テレとしては、こんな有料ソフトを手放したくないという思いもありました。そこでジャニーズ事務所との協議を続けたそうです」

 キンプリを脱退した3人のうち、“じぐひら”こと神宮寺と平野はジャニーズ事務所を退所した。

 翌23日は彼らのデビュー5周年という記念日で、残った永瀬廉(24)と高橋海人(24)は2人体制で活動を再開、13枚目のシングル「なにもの」が発売された。同曲は初週に54万枚を売上げ、13曲連続でオリコンチャートの1位を獲得。KinKi Kidsの持つ連続記録を塗り替えた。

 この日、日テレは新番組「キントレ」を7月1日にスタートさせることを発表。「キンプる。」最終回から新番組スタートまで、なぜ1カ月以上も空いたのだろう。

TOBE“じぐひら”の人気

「実を言うと、日テレ上層部と編成部は、もっと間を空けたほうがいいと考えていました。『キンプる。』終了後すぐに2人の新番組をスタートさせたら、これまでキンプリを応援してきたファンを傷つけるのではないかと考えたのです。ですから、3カ月以上の空白期間を設け、番組改編期の9月スタートのほうがいいのではないか、という意見が多かったそうです。その間は、芸人のバラエティ番組で凌ぐという戦略でした」

 新番組のスタートが7月1日に早まったのは、ジャニーズ事務所からの強い要望があったからだという。

「なぜスタートを早めたのか、今になるとよくわかります。ジャニーズは、神宮寺と平野が元ジャニーズ事務所の副社長・滝沢秀明氏(41)が設立した芸能事務所『TOBE(トゥービー)』に合流するという情報を掴んでいたのでしょう。もし『キントレ』が9月スタートになった場合、TOBEの2人に大きく後れを取ることとなり、キンプリのファンがTOBEに流れてしまうのを恐れたのだと思います」

 では「キントレ」がスタートするまでの6週間、新番組を作れなくなった日テレは何を放送したのだろうか。

●5月20日13:30~14:25「ブリヂストンレディス・オープンゴルフ」
●5月27日11:55~14:00「バスケットBリーグ・チャンピオンシップ」
●同日14:00~14:30「バスケW杯 注目選手」

 2週はスポーツで凌いだが、そうそう都合よく大会はない。

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