「秋篠宮家はなかなか難しい職場」との評価も 最側近が「別居問題」でぐらつく中、聞こえてきた声
44億円超のビッグ・プロジェクト
7月19日午前、秋篠宮ご一家がパラグアイから来日した日系の高校生らを宮邸に招き、交流された。その一方で、新装されたその宮邸にご一家の中で佳子さまが引っ越さず、隣接する仮の住まい「御仮寓所」(ごかぐうしょ、現・分室)で生活をされていることが波紋を呼んでいる。
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宮内庁が、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが暮らす宮邸で佳子さまが過ごすことなくひとり暮らしをされている事実を発表したのは、6月30日のことだった。
宮邸については、老朽化や秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣となられて職員数などが大幅に増えることを踏まえて改修が決まった。工事が完了するまでの仮の住まいが建築され、ご一家はそこで生活されていた。改修開始は2020年3月で、建設費は仮住まいの建設費も含めて44億円超のビッグ・プロジェクトだった。
しかし、悠仁さま以外のご一家で話し合いが持たれた結果、経費節減のために結婚前の眞子さんと佳子さまの部屋を宮邸には作らず、完成後も分室に住むことに決まった。
プライバシーとセキュリティは?
眞子さんは2021年10月に結婚したので、佳子さまがひとり暮らしをされているというわけだ。
「そういった現状についてはこれまで複数のメディアで報じられていましたが、宮内庁は特に説明することはありませんでした。理由について、秋篠宮家を担当する加地隆治皇嗣職大夫は、プライバシーとセキュリティの問題をあげていましたが、それが一転、公表に至ったのは、プライバシーとセキュリティ以上の懸念が浮上したということになるでしょうか」
と、担当記者。
「それについての説明は加地氏からありませんが、世論というか世の中からの要望なのだと思います。もっとも、今回このように公表するのであれば、“プライバシーとセキュリティ”とは一体何だったのかという疑問がつきまといますね。プライバシーは仕方ないとしても、宮邸の隣の建物で生活しているという事実がセキュリティに関することなのかと首を傾げる職員は結構いるみたいです」(同)
涙ぐんでいた過去
この件をめぐっては、上司にあたる宮内庁の西村泰彦長官が「情報発信がタイムリーではなかった」「反省すべきだ」などと会見で説明した。しかしその後、今度は加地氏の方がタイミングについては「長官のお考え」で、「節目節目で必要な説明をしてきた結果、発表が6月30日となった」との説明を展開している。
「2016年10月に宮務主管に就任して、主として秋篠宮家を側近として支えてきた加地氏にとって西村長官の言い方は看過し難かったのでしょう。過去に眞子さんが複雑性PTSDと診断されたことを公表する際に、“お支えする立場の者として大変心が痛む。お支えが十分であったのかと申し訳なく思う”と言って涙ぐんでいたことがあります。ご一家に尽くしたいという気持ちが強い印象がありますね」(同)
2人は共に警察キャリア出身で、新潟県警本部長や皇宮警察本部長を歴任した加地氏は警視総監や内閣危機管理監を務めた西村長官の4期上。警察庁入庁年次では先輩なのに宮内庁内での序列は下ということに加地氏がかねて不満だったとの説もあるが……。
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